爽快感抜群!ミントの種類とその効能、おすすめの活用方法について

ナチュラルフレグランス

清涼感あふれるミントの香りが、心も体もリフレッシュさせてくれるのはなぜでしょうか。その魅力となる種類、驚きの効能、そして私たちの生活に溶け込むおすすめの活用方法をご紹介します。ミントの香りを深く知れば、これまで以上にその爽快感を日常に取り入れることができるでしょう。

ミントの基本知識

ミントは多くの人に愛されている清涼感溢れる植物です。この鮮やかな緑のハーブは、その特有の香りで、飲食物だけでなく日々の暮らしにおいてもリフレッシュするためのアイテムとして広く使用されています。

ミントとは何か?

ミントとは、シソ科ハッカ属に分類される多年草の総称で、世界各地に100種を超える品種が存在しています。ミントにはスペアミントやペパーミント、和種薄荷をはじめとするさまざまな種類がありますが、共通しているのは独特の清涼感を感じさせる香りでしょう。この香りは、メントールという成分に由来しており、リフレッシュ効果や虫よけ効果があるとされています。また、ミントは耐寒性に優れているため、比較的簡単に栽培が可能であり、家庭菜園でも人気が高いハーブの一つです。多種多様なミントの中から、用途に合わせて選べるというのも魅力のひとつです。

世界で人気のミントの種類

ミントには世界中で様々な種類が栽培されており、地域や用途によって愛される品種が異なります。例えば、スペアミントは料理用のハーブとして、また、ペパーミントはその強い香りでお菓子や歯磨き粉等の香料として広く利用されています。さらに、アップルミント、チョコレートミント、レモンミントなど、名前の通り果物や食材を連想させるような香りのミントも存在します。これらは、それぞれ特有の香りやフレーバーが特徴であり、お茶やカクテル、デザートなどに幅広く活用されています。そんな多種多様なミントの中でも、特に香りで愛用されている種類とその特徴を探っていきましょう。

代表的なミントの種類

ミントのそれぞれの特徴を知ることで、どのミントを選んだらよいか、選択肢の幅が広がるでしょう。今回はエッセンシャルオイルの代表的なミントの種類をご紹介していきます。

ペパーミント

学名Mentha piperita
科名シソ科
抽出部位/抽出法葉/水蒸気蒸留法
主な産地フランス、イギリス、アメリカなど
主な成分メントール(~55%)、メントン、ピネン、リナロールなど
香調ハーバルノート(トップノート)
香りイメージ丸みのある爽やかさと甘さのバランスがとれた清涼感ある香り。

ペパーミントは、スペアミントとウォーターミントの自然交配で生まれた多年草の植物で、草丈は30〜90cmほどになります。フレグランスオイルとしてだけでなく、食用として料理の香り付けやハーブティー、アイス、お酒などに幅広く使用されています。

スペアミント

学名Mentha spicata
科名シソ科
抽出部位/抽出法葉/水蒸気蒸留法
主な産地アメリカ、インド、中国など
主な成分カルボン(~60%)、リモネン、リナロール、メントールなど
香調ハーバルノート(トップノート)
香りイメージメントールの爽やかさの中に、しっかりとした甘さのある香り。

スペアミントの主成分はカルボンで、ペパーミントよりも甘くてマイルドな香りです。料理やデザート、カクテルの風味付けに広く使われ、ミントティーとしても人気です。消化促進、口臭予防、リフレッシュ効果があります。葉は鮮やかな緑色で、スペアミントのさわやかな香りが心地よいリラックス効果をもたらします。

和種薄荷(コーンミント/クールミント)

学名Mentha arvensis
科名シソ科
抽出部位/抽出法葉/水蒸気蒸留法
主な産地日本、中国、インド、ブラジルなど
主な成分メントール(~90%)、メントン、イソメントンなど
香調ハーバルノート(トップノート)
香りイメージ濁りの無いメントールの刺激的な香り。

和種薄荷は、日本特有のハッカで、メントール含有量が高く、強い冷涼感と清涼感が特徴です。清涼感のある香りとスッキリした味わいで、古くから薬用や食品の香料として利用されています。消化促進、頭痛軽減、リフレッシュ効果があり、メントールの強い香りが虫除け効果もあります。ミントの香りがもたらす香りの効果とは?

ミントの香りがもたらす効果とは?

気軽に手に入れることができ、生活のさまざまな場面で利用されるミントには、血行促進や消化促進、抗菌、虫よけ、リフレッシュ、リラクゼーション効果など様々な効果が期待できます。今回は主にミントのエッセンシャルオイルの香りが、どのようにして私たちの心身と生活に良い影響を与えるのか代表的な例を見ていきましょう。

クールダウンに効果的なメントールの力

夏場の暑い日に、清涼感を感じられるのもメントールのおかげです。メントールには、一時的に皮膚の温度を感じさせる神経を冷却させる作用があります。これは香りも嗅ぐだけでも体感温度を下げてくれる効果も期待できるのです。熱中症の予防や、暑さでいらいらした気持ちを鎮めるのにも役立ちます。さらに、ミントは精神的なリラックス作用や集中力の向上にも役立ったり、鼻の通りを良くする作用もあるとされ、風邪やアレルギーで詰まった鼻もスッキリさせてくれます。

ペパーミントで体感温度-4℃?

/ミントの香りを嗅ぐだけで、体はひんやり涼しさを感じます。香りを嗅がない状態で水温28℃の水に手を入れて感じる体感温度と、ペパーミントの香りを嗅いだ状態で水温32℃の水に手を入れて感じる体感温度が同レベルであり、ペパーミントの香りを嗅ぐことで4℃も体感温度が下がるという実験結果が出ています。

→参考ページ:(AEAJ)アロマでクールダウン

消臭に効果的なミント

ペパーミントなどの主成分であるメントールは、非常に強い香りを持っているので、不快な臭いをマスキングする効果があります。また、抗菌・抗真菌作用で臭いの原因となる細菌や真菌の繁殖を抑えるのに役立ちます。たとえば、台所の生ごみやペットの臭いなど、強い臭いを打ち消すのに役立てたり、バクテリアやカビが原因で発生する悪臭に対して、ペパーミントオイルを使用することでその繁殖を抑え、臭いを根本から取り除くことが期待できます。さらにその清涼感のある香りは、空間を爽やかにリフレッシュさせてくれます。

疲労回復に貢献するミント

ミントが持つリフレッシュ効果は、疲れた体を癒す場面でも活躍します。メントール以外にも、リモネンやピネンなどの成分が含まれており、これらは体に活力を与える働きがあります。実際にアロマセラピーでは、ミントを使ったエッセンシャルオイルが疲労回復を目的に使用されることが多いです。リフレッシュするだけでなく、精神的な集中力を高める効果で勉強や仕事のアシストをしてくれます。ストレスがふりかかる現代社会において、ミントによる自然な疲労回復効果は非常に大きなメリットです。

おすすめの使い方とブレンドレシピ

ミントのエッセンシャルオイルは、独特のクールでさわやかな香りがどのようなシーンでも好まれ、爽快感をもたらしてくれます。エッセンシャルオイルは多用途で、さまざまな使い方ができます。以下におすすめの使い方を3つご紹介します。

香りを広げて芳香浴

ミントのエッセンシャルオイルは、ディフューザーや小皿に数滴加えることで、お部屋に爽やかな香りを広げることができます。これにより、集中力を高めたり、リフレッシュ効果を得たりすることができます。特に仕事や勉強の合間に使用すると効果的です。

また、眠りにつく前の時間を心地よいものに変え、ぐっすりとした睡眠を助ける手助けをしてくれます。リラックス効果と共に、呼吸を整える作用もあるので、お休み前に寝室で香りを広げるのもおすすめです。

おすすめブレンド:集中したい時に

レモン×ローズマリー×ペパーミント

レモンの爽やかさとローズマリーのハーバルウッディな香りに、ペパーミントの清涼感が全体を引き締め、明るく爽やかな香りが広がります。活力を感じさせるフレッシュなブレンドになります。この香りはリフレッシュ効果が高く、気分を明るくしてくれると同時に、集中力を高めてくれるので、朝のシャワータイムに、ブレンドオイルを浴室に一滴垂らして使用するのもおすすめです。(おすすめブレンド比率/レモン3ローズマリー1ペパーミント1

万能なアロマスプレーにして

ミントのエッセンシャルオイルを入れたアロマスプレーがあれば、様々なシーンで万能に使う事ができます。

おすすめブレンド:お部屋の消臭に

ペパーミント×ユーカリ

清涼感のあるシャープでクリアな香りなります。ペパーミントの爽やかなメントールの香りとユーカリの樹木系でカンファーのような香りが合わさり、リフレッシュ効果が高く、息が通るような感じがします。お部屋の消臭、ファブリックミストとして、また空気を浄化してくれるので、活力を取り戻したいときにぴったりです。(おすすめブレンド比率/ペパーミント1:ユーカリ2)※エッセンシャルオイル濃度1~3%

おすすめブレンド:クールダウンのボディミスト

レモン×ペパーミント×スペアミント

非常に爽やかで清涼感のある香りが生まれます。レモンの明るくフレッシュな香りとペパーミントの強いメントールの香りがシャープさを加えます。スペアミントの甘くてマイルドなミントの香りが全体を包み込み、バランスの取れた爽快な香りとなります。お風呂やシャワー後のボディミストとしてクールダウンやリフレッシュにおすすめです。(おすすめブレンド比率/レモン3ペパーミント1:スペアミント2)※エッセンシャルオイル濃度1%程度

おすすめブレンド:ピローミストとして

オレンジ×ラベンダー×ペパーミント

オレンジの甘くフルーティーな香りとラベンダーのリラックス効果のある香りに、ペパーミントの清涼感が全体を引き締め、爽やかさをプラスしてくれます。アロマスプレーにしてピローミストとして使えば、心地よい香りが落ち着きを与えリラックス空間にしてくれます。ブレンドオイルを寝室のディフューザーで拡散しても◎。ミントの香りは、リラックス効果と共に、呼吸を整えてくれるでしょう。夏の熱帯夜に使用するのもおすすめ。(おすすめブレンド比率/オレンジ3ラベンダー2ペパーミント1)※エッセンシャルオイル濃度1~3%

おすすめブレンド:虫よけとスプレーとして

ペパーミント×ラバンディン×シトロネラ

ペパーミントの清涼感あふれるメントールの香りとラバンディンのフローラルかつハーバルな香りが加わり爽快でクリーンな香りです。シトロネラのレモンに似た爽やかな香りは、天然の虫除けとして蚊やその他の虫を遠ざけます。アロマスプレーにして持ち歩けば天然の虫よけスプレーになります。(おすすめブレンド比率/ペパーミント1:ラバンディン3:シトロネラ1)※エッセンシャルオイル濃度1~3%

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いかがでしたか?ミントが持つ香りの力は、日常生活におけるさまざまな場面で力を発揮します。毎日の習慣に取り入れることで、ミントのもたらす癒しの効果がきっと実感できるでしょう。是非活用してみてはいかがでしょうか。

ashikawa yoshiko

ashikawa yoshiko

AEAJアロマテラピーインストラクター・AEAJアロマセラピスト

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